登録団体詳細情報

認定登録団体詳細情報

団体名
佐野短期大学
団体の種類
学校法人
住所
〒3270821 栃木県 佐野市 高萩町
電話番号
0283-21-1200
FAX
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E-mail
nyushi@sano-c.ac.jp
ホームページ
http://sanotan.jp/
指導対象
短大・大学生, 一般人
指導した人数 (実績)
90
事業内容
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英語教育における実績と全国の指導場所
平成2年佐野女子短期大学として開学当初より、英米語学科、英語コミュニケ―ションフィールド、現在はグローバルイングリッシュフィールドの変遷を通じて、国際人の教養としての英語関連科目と、英語の実践的運用能力を養成する英語科目を設置し英語教育に従事している。中学校教員二種免許(英語)、英検準2級、2級、TOEIC Bridge、TOEIC、英語応対能力検定を通じて、学生の学力定着と資格取得に取り組んでいる。
現在は修士号を有する経験豊富なネイティブ教員3名と日本人教員2名によって2年間の語学学習で4技能における実践力向上を目指し、米国オレゴン州Warner Pacific University付属語学学校Pacific International Academyが開発した英語学習プログラムに基づく科目群を設定している。クラスは少人数制で主要5科目(Listening and Speaking, Reading, Writing, Grammar, Tutorial)のうちListening & SpeakingとGrammarは学力別にレベル分けしたクラスで、学生が学力に合った学習を進めていくことを可能にしている。
対外的には佐野市教育委員会との地域連携事業、社会人聴講生の受け入れや、シニア世代に向けた市民講座の開講を実施している。
2018年より米国カンザス大学提携校。在学中に米国カンザス大学やポートランド州立大学への語学留学、留学制度も開かれている。
2年間という学習期間において、国際人としての英語運用能力の向上と、国際社会に求められる知識やマナーの習得を目指した教育に力を注ぎ、時代の変化に適応し地域社会の求める人材育成に適した英語教育の在り方を追求し続けている。
教育内容の特色
佐野日本大学短期大学の建学の精神は日本文化を基調として世界の文化を探求し、もって人類の平和を福祉に寄与することである。これに基づき、「地域の教育に奉仕する」ことを使命とし、複雑化・高度化・多様化する社会に対応しうる専門知識と技能および確固たる職業意識を身につけた、国際社会に必要な教養豊かな人材の育成を目的とし、「想う人、考える人、行う人を創る」という自主創造の教育理念を掲げている。
本学は、総合キャリア教育学科というひとつの学科が8つのフィールドから成り立つ。学生達は「こどもフィールド」「栄養士フィールド」「介護福祉士・社会福祉フィールド」「医療事務フィールド」「グローバルイングリッシュフィールド」「経営ビジネス・スポーツフィールド」「観光ホスピテリティフィールド」「AI・ロボットフィールド」の中からメインユニットを選択しつつ、「専門分野+α」という学習スローガンのもと、他フィールドのユニットや科目を選択し、幅広い知識を学びながら、様々な資格取得に取り組むことができる。
キャリアサポートセンターと担任制により、2年間を明確な目標の元で勉学に励む学生の就職活動における正規雇用率は毎年98%前後を維持している。さらに、2017年に日本大学の準付属校になったことを受け、日本大学国際関係学部や生産工学部を始めとする、日本大学への三年次編入制度が拡充し、関東圏内の四年制大学に三年次編入する学生数も増加している。
様々な取り組みが評価され、2006年、2013年、2019年には財団法人短期大学基準協会(旧:第三者評価)にて適格と判定されている。
小学校英語で一番大切だと思っていること
小学校教育において重視されている「全人教育」に貢献する英語教育を行うことが大切であると思われる。小学校学習指導要領では、小学校3・4年生の英語教育では「コミュニケーションを図る素地となる資質・能力」を育て、小学校5・6年生に対しては「コミュニケーションを図る基礎となる資質・能力」を育てる重要性が示されている。従って、児童の成長に応じた「英語運用能力の育成」と「英語教育による児童の自尊心、および他者や多文化への理解と関心の育成」が全人教育へと繋がることが大切だと考える。
育成活動内容
本学のグローバルイングリッシュフィールドでは、児童英語指導者養成プログラムとして「子ども英語ユニット」を設置。この科目群を通じて「児童英語指導者として必要な英語力」「児童に英語を教えるために必要な知識の理解と教授法」、さらに「児童英語指導者として授業を行う実践力」、この3つを養成することを目標とする。具体的には
①短大1年次に「幼稚園・保育英語」「児童のための英語」でクラスルームイングリッシュの学習と修得を、「子どものうたとゲーム1・2」では、学年別に、検定教科書を通じて学習テーマに即した教材について学習し、その効果的な教授法への理解を目指す。
②2年次には「子ども英語教育実習」の座学で『小学校英語はじめる教科書改訂版』(mpi)を用いて小学校における英語教育の理念や特色について学ぶ。
③2年次前期「子ども英語教材ワークショップ」の授業では、検定教科書を研究対象とし、小学校訪問に向けて、学習目標や学習内容、教授法を反映した視聴覚教材をグループで作成する。
④佐野市教育委員会との地域連携事業「学生派遣型英語学習」のもと、年間平均8日ほど、市内小学校(小1~小6)にて英語の授業の実習を行っている。訪問先の小学校は1学年10名以下の少人数クラスから、35名編成のクラスまで様々で、一度の訪問で、3クラスほどを担当する。小学校の要望に応じて、学生達はレッスンプランの作成、教材の準備を行い、実際に学生主導の授業を行っている。実習毎に学生と担当教員間で振り返りを行い問題点の確認と解決方法を探り、次回の実習に活かしながら、年間の実習の中で2年間の集大成として児童英語指導員としての実践力を培っている。
⑤NPO法人教育支援協会北関東支部主催「放課後イングリッシュ」の佐野短期大学教室が、月3回、市内小学生向けに開催されている。主催団体のご厚意により、児童英語教育に興味のある学生に対して門戸が開かれており、学生達は児童英語教育の今を直接感じ学び取る機会に恵まれている。
抱負
本学は、短期大学の存在意義である、地域社会に根差した人材育成において、実績を積んで参りました。本学が建学の精神として掲げる「想う人、考える人、行う人」の育成理念を、小学校英語指導者の育成にも投じ、栃木県や近隣県の小学校における英語教育の現状を把握し、問題点や課題を認識し、その改善や解決に向けて一助となる小学校英語指導者の育成に努めて参りたいと思っております。DXがますます提唱される近年において、未来を担う子ども達にとって、小学校における英語学習がもたらす可能性は限りないものであるに違いなく、小学校児童が好奇心と興味関心を持って学習に臨めるような授業を展開できる指導者を育成するために、知識と技術を備え、実践力へと変換できる力を備えた指導者の育成に、力を注いで参りたいと思います。
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