登録団体詳細情報

認定登録団体詳細情報

団体名
学校法人 藤天使学園 藤女子大学
団体の種類
学校法人
住所
 北海道 札幌市北区北16条西2丁目 
電話番号
011-736-5736
FAX
---
E-mail
kyomu@fujijoshi.ac.jp
ホームページ
http://www.fujijoshi.ac.jp
指導対象
短大・大学生
指導した人数 (実績)
15
事業内容
1)学校法人藤学園は、幼稚園から大学までの7校を擁する教育機関である。 2)藤女子大学は、2学部6学科(文学部:北16条キャンパス[英語文化学科、日本語・日本文学科、文化総合学科]・人間生活学部:花川キャンパス[人間生活学科、食物栄養学科、保育学科])および大学院研究科(人間生活学研究科)を擁する高等教育機関である。
英語教育における実績と全国の指導場所
英語文化学科(旧英文学科)は1961年4月に道内初の4年制私立女子大学として、日本語・日本文学科(旧国文学科)とともにスタートした。以後、約50年の歴史の中で、英語文化学科では約4000名の卒業生を輩出している。 1、2年次に開講される「学科基礎科目」ではネイティブ・スピーカーの教員による少人数クラスで徹底した4技能(「読む」「書く」「聞く」「話す」)の向上をはかり、3、4年次には英語力をさらに伸ばす実践英語科目を置いている。また、今年度行ったカリキュラム改正では、「児童英語」、「児童英語活動Ⅰ・Ⅱ」が新設された。講義の他、近隣の小学校の協力のもと、実際に小学生に英語を教えている。
教育内容の特色
藤学園は、カトリック札幌教区初代教区長ヴェンセスラウス・キノルド司教が、「北海道の未来は女子教育にある」との確信から母国ドイツに女子教育の真の担い手になる人材の派遣を要請し、この要望に応えて殉教者聖ゲオルギオのフランシスコ修道会から三人の修道女が来道したことに由来している。
藤女子大学は、この意志を継ぎ、キリスト教的世界観や人間観を土台として、女性の全人的高等教育を通して、広く人類社会に対する愛と奉仕に生きる高い知性と豊かな人間性を備えた女性の育成を使命としている。
小学校英語で一番大切だと思っていること
「遊び」を通して英語に親しませることが何よりも重要だと考える。ここが、学ぶ対象を意識させ、理解させる従来の中学校以降の英語教育と決定的に違う点である。チャンツによって英語のリズムや英語のやり取りのパターンを、ゲームによって英語を使って行なう活動の実感を学ばせるには、繰り返しによって慣れ親しませること、また、英語で活動できたという達成感を与えることが重要である。一方、教える側は、そのチャンツやゲームによって、英語コミュニケーションのどのような面を教えているかを意識し、正確な音、自然な発話・やりとりを学ばせる必要がある。
育成活動内容
2012年度より、英語文化学科学生、学科助手(小学校第一種教員免許とJ-SHINE小学校英語指導者の資格を持つ)、学科教員が大学近くの札幌市立幌北小学校において「外国語活動」のボランティアを始め、小学校英語教育の実態と課題を知るとともに、英語文化学科学生ができる貢献の可能性も感じた。そこで小学校で英語指導をできる学生を育成しようと2013年度より「児童英語」、「児童英語活動」の授業を開講し、学生に児童英語教育を専門的に学ばせることとした。また、札幌市立白楊小学校での「外国語活動」のボランティアも新たに始め、当別町の「えいごくらぶ」にもボランティア参加している。さらに「児童英語」の授業の実習として、夏休み子ども英語教室 Let’s Enjoy English を大学で開催し、23人の子ども達が参加した。2014年度からは、「児童英語」、「児童英語活動」の授業をコア科目と位置づけ、その他、言語学、コミュニケーション理論、言語習得理論を学ぶ「児童英語プログラム」を開設する。
抱負
50年の大学教育の中で培われた英語教育の伝統を生かしつつ、国際社会で活躍できる人材を生み出す早期英語教育に貢献できる小学校英語指導者を育成していきたい。 「児童英語プログラム」履修の英語文化学科の学生達は、(1)「学科基礎科目」という英語の4技能を学ぶ集中的、科目横断的な授業を履修して英語力をつけるともに、英語を第二言語として使うことを学び、(2)児童英語教育のための専門的知識を「児童英語」「児童英語活動」の科目で学び、さらに (3)「コミュニケーション概論」「英語学概論」「言語学概論」「英語学研究」の授業でコミュニケーション理論、異文化コミュニケーション、言語習得理論などを学ぶ。さらに夏休み子ども英語教室 Let's Enjoy Englishの講師を務めたり、大学近くの小学校の「外国語活動」のボランティアに参加したりして、実際に子どもに英語を教えることを体験する。これを通して、習得した知識・技術を生かす機会を持つとともに、英語力、児童英語教育やコミュニケーション・異文化理解などの知識がさらに必要であることを認識する。この認識が「児童英語プログラム」の授業を積極的に受講する動機となる。このような教育のもと、英語力、児童英語教育、関連分野の知識と実際の児童英語教育の経験を併せ持つ小学校英語指導者を育成できると考える。 また、英語文化学科の学生の中に教職課程を履修し、中学校・高等学校の英語教員の免許を取る者も多いので、小学校の「外国語活動」を中学校の英語教育にどうつなげていくか、または中学校の英語教育が小学校の「外国語活動」の導入を受けてどう変わるのかという小学校・中学校(さらには高等学校)の英語教育のつながりの課題に取り組んでいけると考える。
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